基板カッター
                                          改定 2011.5.1 
                                          改定 2011.9.8 
                                           改定 2014.4.3 

  ガラスエポキシ基板をサクサク(ほんとか?)切れる基板カッターです。

 岩永さんをまねたものです。
 http://blog.toshnet.com/article/5557141.html  岩永さんのブログ
 岩永さんがHPで詳しく紹介してましたが今は閉鎖されています。

ダイヤモンドドリルカッターは、これを使用しました。
http://item.rakuten.co.jp/tuzukiya/s36-0084/  50mm径
このサイトに12.7mm穴とありますが、これは誤りで1/4インチねじがぴったり入るサイズです。
普通のドリルに装着する、部品もついています。
金属板(厚さ0.8mm)に、ダイヤモンドを電着してあります。結果厚くなり0.9mm。
他に70mm径のもあります。


          モーター部分は、kumanさん考案のミニドリルをそっくりまねたものです。 
          http://www.geocities.jp/kuman2600/memo1.html  '08.03.15 
 

  真鍮性の中空丸型スペーサー(カラー)40mmに、固定の為に3mmのタップを立ててあります。

芋ネジが、ベストと思いますがまだ交換していません。
  使用しているドリル差込部の太さ 実測値:3.17mm
  電源は、10V、3Aを使用しています。



       もし旋盤があれば、1/4インチのボルトを首下1cm以下を3.2mmの太さまで削ったら完璧な、ジョイント用パーツ
      ができるはず。 ドリルチャックに挟み、回転させながら削れば、旋盤なくても製作できるかもしれません。

   
穴径は、約6mmなので、基板の切れ端を

加工して、3mmビスが偏芯しないようにする

パーツを作りました。

時間をかけてやすりで加工。

厚さも薄くします。厚すぎると、カッターが空回りします。

ピッタリ入ればOK。

ワッシャは、大きめ(4mm用?)ものです。

ワッシャが偏心すると、ブレの原因になります。

ビスを固定する際、偏心しないようにします。

3mm穴の大きいのワッシャを作るのが理想ですね。

ビスの長さは、27mm。

真鍮のカラー(内径3.2mm)に入れると、大分ブカブカです。

スムースに回転するか心配しました。

しかしモーターを回してみると、スムースに回転しました。

カッターの首振り運動もありません。

ブカブカ対策で、セロテープをビスに巻いて
みましたが、回転のスムースさに変わりはありません
でした。セロテープは必要ありません。

モーター軸の近くに、M3のネジ穴があります。
アングルを使用しモーターを固定できます。
接続は、こうなってます。

中継は、丸型中空スペーサー 内径3.2mm、 長さ40mm
モーターの固定は、アルミアングルで。

M3のネジです。


手持ちで、ガラスエポキシ基板を少し切ってみました。 切れ味はなかなかです。
10Vでの回転数は、不明です。仮にダイヤモンドカッターの制限3000RPMより遅い場合、回転を上げれば
より切れ味が、上がるはずです。
切り白は、1mm弱です。

リンク
http://neji-speed.com/ns/item/itemList?bc=18&mc=2&cc=3     スペーサーやネジ等  メール便OK



(2) 台に固定しました。     2011.9.6

   あり合せの材料です。 台のサイズは悩みましたが、天板は、A4サイズにしました。

天板は6mmベニヤでA4サイズです
天板に、モーターが干渉するので、天板を少し削っています。

アルミアングルをガイドとして使用しています。
 
 刃の出っ張りは、約2mmです。 刃の位置の微調整は、まだしていません。
このモーターは、逆回転させて良いか分かりませんが、回転方向を逆に
(ドリルで言うと逆回転方向)にしないとスムースに切れません。

理由は、正回転(ドリルの穴あけ方向)では、材料を引っ張り込む方向
(材料が手前から奥に進む方向)になり、負荷がより大きくなります。

モーターの位置を逆側につけるべきでした。


白く見えるのは、切断のカス(くず)。

 ガラスエポキシ基板とベーク基板を切ってみました。
 どちらも小さい基板でしたが、かなり緊張しました。


スムースに切るためには、下記が必要です。

  材料を真直ぐに送る
  材料を同じ速度で送る


これが結構難しい。
ガイドがあり、材料は、それなりにスムースに動きますがね。

わずかでも、ぶれると異音がし、基板が暴れそうにになります。

大物を切る自信は、未だ無いです。


刃自体はよく切れるので、ガラスエポキシでもベークでも
あまり切った感じは変わりません。
速く切れば違いがあると思いますが、それは怖くて。


解決しました(2014..4.3)

今まで、カッターは殆どぶれずに回転してました。
ブレが少ない為に、素材が暴れやすくなるのではと思い、意識的に
カッターをブレるようにしてみました。
左の写真で、ワッシャの間(一方向のみ)に小さな紙を、挟んでみました。
(左の橙色のあたり)
回転させると、カッターがブレているのがわかります。

切断してみました。
結果は、大成功です。 素材が暴れたり、することが全くなくなりました。
とてもスムースに切ることができます。 切断時の不安感はありません。
ノコギリには、アサリ という 仕掛けで ノコの刃が素材と摩擦なくスムース
切れるようになってますね。  それと(結果的に)同じ理屈ですね。

    
現在の問題点など
 1 モーターの取り付けの剛性も少し問題ありそうです。

 2 負荷をかけると、回転速度が落ちる。 回転速度が一定ならと思います。
   回転速度制御するか!(なんてね)

 3 モーターのフットSWが欲しいですね。(緊急停止)
     必要無いみたい(2014,4.3

 4 基板の滑りを更に改善する。
    ポリエチレン袋の切れ端を下に敷くと、滑りがよくなります。(2014,4.3
 

   
   


       材料を固定し、モーターをスライドレールに固定して、モーターを動かせば大きな物もスムースに
       切断できる様な気がします。